補助金とは、国や地方公共団体等から支給される、原則返済する義務のないお金のことです。
そこで、補助金を受けるにあたっての注意点を紹介します。
補助金は後払い
多くの補助金は後払いとなっています。例えば総額900万円の3分の1が補助される場合、一度900万円を支出した後に手続きをして、300万円が支給されます。
そのため、600万円だけ用意をして300万円を用意しないと、事業が始められない可能性もでてきます。
支出する時期
補助金はある事業期間を定めています。その期間に支出をしないと、補助されないことがあります。
報告資料関係
各補助金の申請で定められた期間に、支出した支払証憑類や報告書等を提出する必要があります。これらの資料が揃っていないと、支給されないことがあります。また、目的外の支出は補助の対象になりませんので、事前に確認しましょう。
調査
補助金を受けた企業は、会計検査院の検査を受ける可能性があります。しっかりと事務処理をし、問題がないようにしましょう。
補助金は、事務処理が増えたり、何かと制約がつき面倒なのも事実です。場合によっては補助金を受けない方が、スムーズに進むこともあると思います。
もらえるものはもらっておけの精神でもらうと自ら首を絞めることになりかねません。
きちんと目的を考えて、補助金を活用することをおすすめします。活用する前に、役所の窓口や専門家に相談してみてもいいかもしれません。