客室とは、客が飲食や遊興のために実際に使用する部分のことで、従業員のみが使用する部分は含みません。

たとえば、カウンターは客が使用するので客室に含みます。しかし、カウンターの内部(お酒などを提供するスペース)は、従業員が思料するスペースなので客室には含みません。

また、トイレは客が使用する場所だが、飲食のために使用するわけではないので、客室には含みません。

客室の面積は内法(うちのり)で計算します。営業所面積には、柱も含みますが、客室面積には柱は含みません。

社交飲食店営業の場合、客室が2つ以上あれば、いずれの客室も16.5平方メートル以上の面積が必要です。和室の場合は、9.5平方メートル以上となります。

1室の場合は客室面積をそれほど気にする必要はありません。しかし、2室以上の時は、面積要件を満たしているかどうかを確認するため、客室とはどこまでなのかを理解しておくことが重要です。

客室に含めるもの

椅子、テーブル、ソファー、カウンター、ボトル棚、カラオケステージ(客が使用する物)、ついたて、飾り棚など

客室に含まないもの

柱、ショーステージなど