補助金も助成金も、国や地方公共団体等から支給される、原則返済する義務のないお金のことです。
しかし、この二つの違いはというと、ご存じない方が多いと思います。
助成金は要件を満たせばもらえる可能性が高いです。要件を満たし、所定の様式に従って申請すれば、原則給付されます。
これに対し、補助金は要件を満たし申請しても、審査で落ちる可能性があります。
これは、補助金は予算の都合等で、件数や金額が決まっているものが多くあるためです。補助金の申し込み限度が、100社だとして、申込数が200社あるとすると、半分は確実に落ちます。金額も、予算で一定額決まっていると、やはり他社との競争になってきます。そのため、補助金は提出書類で必要性などをアピールできないと、採択に至りません。いわゆる、行政側の裁量の多い申請と言えます。
しかし、役所によっては、助成金と補助金を明確に区分していない場合もあるので注意しましょう。